千曲万来余話その359「ナイス!助川ブラザース、東京・仙台ユニット7月5日札幌参上」
M・ルターの宗教改革から500年目にあたり札幌ルーテル・センター7F礼拝堂にて、コントラバスとエフェクト・ギターによるデュオ二重奏を愉しんだ。
助川太郎によるナイスなエフェクト・ギター、弟の龍は三年前から仙台フィルのコントラバス首席で以前札幌交響楽団首席奏者11年のキャリアを持つ。
プログラムは、前半にサウンド・オブ・ミュージックから、プレリュード、エーデルワイス、ドレミの歌、クライム・エヴリマウンテン!ドレミは入魂の演奏で、コントラバスの深い響きとエフェクト・ギター、音量のウエルヴァランスがすこぶるつきの美しい音楽を奏でられる!
龍さんは朝に中島公園を散策し、ライラックは・・・・・へただけだったとのこと。この映画では、戦争のことが、ということで、それをトレモロと、効果音を取り入れてうまく表現、凄みが加えられていた。ファイン!清潔好きのお兄さん、潔癖、うがい手洗い抗菌、・・・口琴を太郎さんが少しだけ披露して、プログラムは後半、サンサーンス動物の謝肉祭へと展開する。
象、白鳥、亀。リズミックな象、空を飛ぶ白鳥、そして歩みの速い亀、エスプリの効いたインプロビゼイション、アンプロンプチュ即興演奏・・・、
気になったのは、コントラバスの弦でスチールの光、あれが羊の腸だったらさぞや・・・・・ だいたい現在のオーケストラで、ガット弦を使用している演奏者は、いるものやら居ないものやら。先日、LPレコードを再生(ジョルジュ・エネスコ)ブカレスト・フィルハーモニー管弦楽団で、ジョルジュ・ジョルジェスク指揮した弦楽器の響きに腰を抜かしたばかりで、あの響きだよなあと天を仰いだことがある。時代は逆戻りせず、レコードで追体験することしかできないのだけれども、盤友人は、銀のフルートから、15年ほど前から木管フィリップ・ハンミッヒ製へと乗り換えた。演奏していて、金属製では経験しない倍音の響きに魅せられてしまった。プロの演奏家達はそこのところ、政治的な関係からか、メーカーとの結びつきからか?いい鳴リだ・・・ごくろうさん。 龍さん、一人だけオーケストラの中で異質な音色は排除されるのだろうか?
みんな違って、みんな良い!はずでないのか、そういうものなのか?まあ、金管のフルートを吹く気にはなれないから、フィルハーモニア・オーケストラ・オブ・ロンドンのガレス・モリスとか、アムステルダム・コンセルトヘボウのフーベルト・バルワーザーとか、木管フルート演奏の音色をLPレコードで愉しもうと思うこの頃で、憂さを晴らす日々新し。
仙台フィルハーモニーのコンサートを、聴く日は何時になるかなあ?手帳をチェックすることにしよう。グリンカ、ラフマニノフ、チャイコフスキー・・・・・9月函館公演カー! プログラムのお仕舞いは、アンコール、赤とんぼ即興演奏モデラートでハネたのでした。トマンナヨSEE YOU AGAIN! 音楽をしていると復会えるne!